日々のgdgd日記や、らくがきを描き散らかしている自由度の高いブログ。
擬人化や二次創作が多いので注意!!
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飛んで
跳ねて
くるくる回って
【しっぽのキモチ】
あいつはいつだって難しい顔をしている。
今だって日当たりの良い窓際で少しだけ眉間皺寄せて本を読んでんだ。
あんまりにも難しい顔してるから、何か相当めんどくせぇ本でも読んでんのかと後ろからそっと覗き見れば、以外にもそれは以前俺が買ってきた漫画だった。(ちなみにギャグが強めのバトル漫画だ)
おいおい…そんな顔して読むもんじゃねーだろ。と思ったりもするが、
なんつーか、自分が買ってきた漫画をあまりにも楽しそうでない顔で読まれるのもいい気分じゃないわけで…(寧ろ逆だ。)(つまんねーなら読まなきゃ良いのに。)
じっと本を睨み付けるようにして読むこいつに軽くむっとして、ここいらで勝手に俺の漫画を読んでることに文句の一つでもいつものように入れてやろうかと考えていると、視界の端にふと青いものが揺れているのに気付く。
視線を向けると、そこにはゆらゆらと揺れるこいつの尻尾。
表情とは裏腹にあまりにも楽しそうに動くそれは、時折緊張したように止まったり、
怒ったように逆立ったり、
興奮するように跳びはねて。
気になってもう一度本を覗き込んで、また尻尾に目を向けると、こいつのそれは漫画の展開に合わせてパタパタと揺れ動いていた。
本を半ば睨みつけるように読んでいる変化のないその顔の代わりに、そりゃあもう表情豊かにくるくると動き回って…
「…ぶっはっ!!」
その光景に思わず噴き出すと、今まで本を睨んでいた赤橙の瞳がそれに気付いてこちらを向く。(ああ、尻尾も止まっちまった。)
「びっくりした…何時から居たんですか。」
「ん、割とさっきだな。」
レツはふーん、と興味なさ気に言うと再び本に目を落とすから、俺はその隣に座ってこっそりと様子を見る。相変わらず眉間にはシワが寄っていて、尻尾は楽しそうに揺れていた。
「…その本よぉ。」
「なんですかー。」
「面白いか?」
ゆらゆらと揺れていた尻尾が一瞬止まる。
「…普通です。」
視線も向けずに、ややあって答えた後、再び揺れる尻尾。
―――ホントなんていうか…。
「素直じゃないやつ…。」
思わず苦笑してしまうのも仕方がないってやつだろ?
「モモ、何が言いました?」
「あー…いや、その続き今度出るから、また貸してやるよ。」
そう言って、やっぱり本から目を離す事ないこいつの頭をがしがし撫でてやると、また興味なさそうにふーんと言うだけ。
言うだけだけど…
―――あれだな、さっきの言葉は撤回だ。
今までで一番嬉しそうに尻尾を揺らすその姿に思わずレツを抱きしめた。
(なんてお前は素直な奴。)(絶対教えてやんねーけど)
***
おまけ
烈「な、なにするんですか!!」
百「あーもう!お前はホント可愛いな!!」
滝「お前らいちゃつくならほかでやってーや。」
やっちゃった/(^O^)\
モモレツはお互いつんつんしてるけど実は仲良しなんだぜーっていう話を書いてたら方向性がずれた。
ソウスケ兄ちゃんの関西弁は感でやった。関西の方すいませんこれでも反省しているんだ・・・ぜ。
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